OpenHRIVoiceをソースからインストールする

Linuxでインストールする

OpenHRIのソースコードは、 Github に公開されています。

OpenHRIVoiceのリポジトリのページ にアクセスし、Zip形式の圧縮ファイルで ソースコードをダウンロードすることができます。

まずは、ソースコードを入手し、適当なディレクトリに展開してください。

準備

ここでは、すべてのLinuxディストリビューションについて記載するのは難しいため、Ubuntu12.04の場合について記載します。 しかし、他のディストリビューションであっても、OpenHRIVoiceのコンポーネントは、ほぼすべてがPythonで記述されており、Julius、OpenJTalkなどの外部ライブラリを正しくインストールすれば、特に問題なくインストールできると思います。

OpenHRIVoiceに関して、必要なライブラリ、ツールは下記の通りです。

  • Python2.6 または 2.7
  • OpenRTM-aist Python 1.0.0以降(最新版の 1.1.0-RC1 でのインストールを行います)
  • JuliusおよびJulius-runkit(音声認識)
  • Julius-voxforge (Juliusの英語の音響モデル)
  • Festival (多言語音声合成)
  • OpenJTalk(日本語音声合成)
  • MARRY(多言語音声合成、Java)(オプション)
  • lxml (XMLパーザ―ライブラリ)
  • BeautifulSoup (Python用XMLパーザ―)
  • SOX (Sound eXchange)
  • MMDAgent_Example (OpenJtalkの女性音声用)

インストールの詳細は、下記のようになりますが、このプロセスをShellスクリプトにしています。 Ununtu12.04でのみ動作チェックをしておりますので、Ubuntu12.04をお使いの方は、 install-openHRIVoice-ubuntu1204.sh をお使いください。

[2012/10/05 追加] 上記のスクリプトでは、OpenJTalkを動作させるためのライブラリ、音声データが不足していました。 また、ディレクトリの構造も変更さえていましたので、それらをダウンロード、インストール、設定を行うシェルスクリプトを 作成しました。上記のスクリプトを実行された方は、 setup_openjtalk.sh を実行してセットアップをしてください。

OpenRTM-aist-Python-1.1.0-RC1のインストール

まず、OpenRTM-aist-Python-1.1.0-RC1をインストールします。 現在(2012/10/03)は、Ubuntu12.04のインストールパッケージが存在しませんので、ソースコードからインストールを行います。

まず、OpenRTM-aistのオフィシャルサイトから、OpenRTM-aist-Python-1.1.0-RC1のソースコードをダウンロードし、適当なディレクトリに展開します。この例では、~/srcに展開することとします。

# cd ~/src # tar xzvf OpenRTM-aist-Python-1.1.0-RC1.tar.gz

つぎに、OpenRTM-aistに必要なomniORBをインストールします。 omniORBのパッケージは、apt-getできますので、下記のようにします。

# sudo apt-get install omniidl-python

これでOpenRTM-aist-Python-1.1.0-RC1のインストールする準備が整いましたので、ビルドしてインストールを行いましょう。

# cd ~/src/OpenRTM-aist-Python-1.1.0

# python setup.py build

# sudo python setup.py install

以上でOpenRTM-aist-Python-1.1.0-RC1のインストールは終了です。 引き続き、OpenHRIVoiceに必要なライブラリ群をインストールします。

Juliusのインストール

Juliusはフリーの高性能音声認識ソフトウェアです。 実行バイナリなどは、apt-getでインストールできますので、下記のようにインストールします。

# sudo apt-get install julius

# sudo apt-get install julius-voxforge

これで、Juliusと英語の音響モデルがインストールできたのですが、OpenHRIVoiceで使用している日本語の音声認識の音響モデル等は、 オフィシャルサイト にのみあるようです。 オフィシャルサイトに移動し 「ディクテーションキット」 <http://julius.sourceforge.jp/index.php?q=dictation-kit.html> をダウンロードしてください。(「文法認識キットでも動作すると思いますが、Windows版に合わせてディクテーションキットにします。)

「Linux版Juliusディクテーション実行キット v4.1(dictation-kit-v4.1.tar.gz)」 のダウンロードが完了したら、OpenHRIVoiceで設定されているPathに展開します。 OpenHRIVoiceでは、julius-runkitが/usr/share/julius-runkitになっていますので、下記のようにします。

# sudo tar czvf dictation-kit-v4.1.tar.gz -C /usr/share

# sudo ln -s /usr/share/dictation-kit-v4.1 /usr/share/julius-runkit

以上で、Juliusのインストールは完了です。

OpenJTakのインストールと設定

[2012/10/05 追記]

OpenJTalkは、日本語の音声合成ライブラリです。 Ubuntuのパッケージでは、男性音声のみapt-getでインストールすることができます。 そのため、女性の声で音声合成を行いたい場合には、MMDAagentのサンプルスクリプトをダウンロードして 音声ファイル群を適切な場所に配置する必要があります。

まずは、OpenJTalkの実行ファイル群をapt-get でインストールします。

# sudo apt-get install open-jtalk

# sudo apt-get install open-jtalk-mecab-naist-jdic

# sudo apt-get install hts-voice-nitech-jp-atr503-m001

また、OpenJTalkRTCでは、音声の周波数を変更にSOXライブラリを使用しますので、これもapt-getでインストールします。

# sudo apt-get install sox

次に、 MMDAgentのサイト に移動し “Sample Script”の”Binary Package”をダウンロードします。 MMDAgent_Example-1.3.zip(2012/10/05時点では、1.3が最新でした)を展開します。

# unzip MMDAgent_Example-1.3.zip

最後に、OpenJTalkRTCで設定されているPathに音声ファイル等を配置します。

# sudo mkdir -p /usr/lib/open_jtalk/dic

# sudo ln -s /var/lib/mecab/dic/open-jtalk/naist-jdic /usr/lib/open_jtalk/dic/utf-8

# sudo ln -s /usr/share/hts-voice /usr/lib/hts-voice

# sudo mkdir /usr/lib/mmdagent

# sudo ln -s /usr/local/share/MMDAgent_Example-1.3/Voice /usr/lib/mmdagent/voice

以上で、OpenJTalkのインストールは完了です。

MARYのインストール

MARYは、Javaで実装されたText-to-Speechライブラリです、OpenHRIVoiceには、RTC化されたコードがありますが、オフィシャルサポートではありませんので、ここではインストールは行いません。 ドイツ語の音声合成がほしい場合には、これをインストールしてからの方がよいかもしれません。

MARYのインストール方法に関しては、 オフィシャルサイト外部のサイト を参照してください。

その他のライブラリ

その他の必要なライブラリは、すべてapt-getで入手できますので、以下のようにコマンドを実行します。

# sudo apt-get install festival

# sudo apt-get install python-lxml

# sudo apt-get install python-beautifulsoup

また、OpenHRIVoiceをビルドするには、python-setuptoolsも必要になりますので、インストールされていなければ、下記のように実行します。

# sudo apt-get install python-setuptools

以上でOpenHRIVoiceのインストール準備が完了しました。

ビルド&インストール

それでは、OpenHRIVoiceをソースコードからインストールしますのでソースコードを適当なディレクトリに展開してください。

ここでは、~/srcに展開します。

# cd ~/src

# unzip openhri-OpenHRIVoice-var2.00-1-g5cd051f.zip

次に、OpenHRIVoiceをビルドします。

# cd ~/src/openhri-OpenHRIVoice-var2.00-1-g5cd051f

# python setup.py build

引き続き、OpenHRIVoiceをインストールします。

# python setup.py install

以上で、OpenHRIVoiceのインストールが完了します。OpenHRIVoiceのコマンドは、/usr/loca/binにインストールされていますので、確認してください。

Windowsでビルド&インストールする

Windowsへのインストールは、インストーラから実行することを奨励しています。 ソースコードからのインストール方法について確認がとれましたら、このページに記載する予定です。